首都のウランバトル市の郊外に大規模なスラム街(通称ゲル地区)が広がっている。
この地域について、本格的な調査研究を行う必要があり、理事の一人である北川慶子聖徳大学教授・佐賀大学名誉教授を代表者として7名の研究者によって、文部科学省の科学研究費(基盤研究B)を申請「ゲル地区の衛生・貧困・防災」し採択された。
スラム街内の一軒の家、左は老人夫婦の古い家、その息子夫婦のゲル(テント)住宅。
ゲル地区に迫る土砂崩壊の危険。2015年2016年2017年の3ヶ年間の研究をおこなうことになった。モンゴル側の提携研究組織の中心はモンゴル医科大学。2015年度は8月、理事長の鈴木元、研究代表の北川慶子を他5名の研究者が現地調査、2016年2月に北川慶子教授がモンゴル医科大学との研究交流に訪れた。