ウランバートル市の植林事業は、提携しているNGOによって政府並びに市と協力し委託事業として軌道に乗った。
7月と8月に訪問した時にNGOに寄付。500ドルと1000ドルを寄付。。
今後の課題は日本の四倍の面積のモンゴルにおける植林・植草をどう推進するか。そのためには現地の「牧民」の利益になるやり方が必要となっている。
樹木についてはジュースの原料となる実のなる木を植える。草について漢方の原料となる草を植えることではないかと判断。
問題は①牧民の習慣、②何を何処で植えるのかの適正確認、③中国とのすみわけ③採算性。
日本のODAの引き出し、1年以上の実績がいる。中国で環境整備とかかわってきたNGOとの協力を追及する。
最近、九州大学工学部の教員が開発照。これを生かす必要がある。
第二段階として、モンゴル・日本の共同で策定した大気汚染の改善、CO2削減計画の実行政策の一部もしくは全部を日本側からのODAで実施する。それによって急速に深刻になっているウランバートルの大気汚染を解消するとともに、日本が国際的に約束したCO2の25%削減の一部を担う。
なお鈴木が見聞する限り、大気汚染の改善とCO2の削減のためには中心的には以下の三点の方策が必要と推察される。①集中暖房のためのボイラーの改善②スラム地区を中心とする個々の家の石炭ストーブなどをガス化する。③企業の石炭を使用した熱源や煙突の改善。④公共交通機関の整備による自動車の乗り入れ制限。
モンゴル大学の研究チームに今日までの調査データーの要約(英文)をメールで送ってもらう約束を取り付けた。また環境省の専門官が10月16日からJICAの研修のために日本にやって来るので、その時に環境省として持っている資料を持参してもらい、東京でさらに意見交換を交わすことにした、鈴木の知人がやっているチームが既に中国においてCO2削減の様々な支援取組(10数か所)を行っているので、彼らにも参加してもらって東京において相談することにした。通訳は東大理学部大学院生に依頼する。